2021年7月6日

歯の色のお悩みについて

過去のコラム「歯を削らず白くするホワイトニング」では、ホワイトニングの仕組みや、当院でのホワイトニングについてご紹介しましたが、そもそも歯の色の違いの原因は何か、変色した歯の色は白くなるのかなど、気になる歯の色についてご紹介いたします。

歯の色も、髪の毛や肌の色と同様に、個人差があります。

歯はエナメル質、象牙質、歯髄などから成り立っています。エナメル質の色・透明度・厚さ、象牙質の色など、これらの違いによって歯の色の見え方が変わってきます。このように、人によって歯の色が違うのは、歯の質が違うためです。

歯の構造

 

歯の色が変わる原因

歯の色が変わる原因は、内因性(歯の内側から起こる変色)と外因性(着色など歯の表面で起こる変色)があります。

内因性の例

虫歯の進行による変色、外傷などにより神経(歯髄)が死んでしまった場合、加齢による変色やエナメル質の摩耗など

虫歯

 

外因性の例

コーヒー、紅茶、ウーロン茶、赤ワイン、カレーなどの色素の強い飲食物の影響、タバコのヤニによる着色汚れなど

色素の強い飲食物

 

変色した歯を白くするには

変色した歯が白くできるかどうかは着色の原因によって変わります。

色素の強い飲食物を食べた場合は、食後に歯を磨くことである程度は落とすことができますが、すぐに歯を磨けない場合は、口をすすぐだけでも着色が違ってきます。

タバコのヤニによる着色の場合は、タバコを控えることが必要になります。

虫歯が原因の場合は、まず治療することが大切です。

 

磨き残しなど長期にわたって蓄積された汚れは、歯磨きだけではなかなか落とすことができないうえに、虫歯や歯周病にもつながりますので、歯科医院での定期健診やプロによるクリーニングをおすすめします。お口のクリーニングは、白くつるつるした歯になるだけでなく、お口も健康になっていきます。

歯科医師や衛生士による専門的なメンテナンス

しかし、クリーニングの効果はずっと続くわけではありませんので、定期的な健診とクリーニング、またご自宅でのケアを続けることが大切です。

お口が健康で、表面の着色を落とした上で、ご自身の元の歯の色をより白くしたい場合は、ホワイトニングが有効です。歯を削らずに専用の薬剤を使用して歯を白くする方法です。

当院では、歯科医院で行うオフィスホワイトニングと、ご自宅で行うホームホワイトニングをご用意しています。

また、当院ではポリリン酸ホワイトニングを導入しています。ポリリン酸は、歯面の汚れを落とす・汚れがつかないようにする、白さを増す・口腔内を清潔にして口腔環境を整える、という要素を備えたお口に優しいホワイトニング成分です。詳しくは「ホワイトニング」をご覧ください。

笑顔

被せ物や詰め物の色が気になる場合は機能性・審美性をふまえたメタルフリー治療もございますので、「審美歯科」も併せてご覧ください。

 

歯の色が気になる方は、お気軽にご相談下さい。