2022年8月19日

食を通して健康な生活を送る「⾷育」

食育とは

“⾷育は、⽣きる上での基本であって、知育・徳育・体育の基礎となるものであり 、様々な経験を通じて「⾷」に関する知識と「⾷」を選択する⼒を習得し、健全な⾷⽣活を実現することができる⼈間を育てることです。”

引用:農林⽔産省「食育の推進」(http://www.maff.go.jp/j/syokuiku/

 

毎⽉19⽇は「⾷育の⽇」です。一人暮らしや新型コロナウイルスの影響で、⼀⼈で⾷事をする「孤食」が多くなり、⾷事を抜いたり、簡単に済ます⼈も多くなっています。また、バランスの悪い不規則な⾷事などにより⽣活習慣病などの増加、ダイエットによる栄養不足など、食と健康に関する問題が⾝近になっています。食育を通して食事の大切さを今一度見直してみましょう。

 

食育のメリット

食育のメリット

食育は、身体づくりや健康的な生活に繋がるだけでなく、食を通して様々なことを学ぶことができます。

誰かと一緒に食事をすることでコミュニケーションを取ったり、食事のマナーや配膳や片付けなど協調性や社会性を身につけることができるため、子どもにとって食事の場は、身体と心の成長に大きな影響を与えます。

大人にとっても、誰かと一緒に食事をすることは、早食いを抑えたり、バランスの良い食事を心がけたり、規則正しい食生活を知らず知らずに心がけるなどのメリットがあります。特に高齢者にとっては、しっかり栄養を摂ることができる、生きがいを感じることができるなどの効果があります。

 

楽しく健康的な食事をする工夫

  • 規則正しい生活で3食きちんと食べる
  • バランスの良い食事を心がける
  • 家族や友人などと楽しく食事する
  • よく噛んで食材を味わって食べる
  • 味付けは濃くなり過ぎないように塩分を控える
  • 郷土料理や旬の食材を取り入れ、土地の特産や季節を感じながら食べる
  • 収穫体験や調理実習など、自分が食べるものへ関心を深める

楽しく健康的な食事をする工夫

 

食事を楽しむにはお口が健康であることが大切

家族で歯磨き

よく噛んで、味わって、硬いものや好きな食べ物を楽しむためには、お口が健康であることが重要です。虫歯が痛い、歯周病で歯がグラグラするなど、お口のトラブルがあるとよく噛めない、そのために柔らかいものを選んでしまう…といったように偏りが出てきます。お口のトラブルを放置してしまうと、歯を失ってしまうことも。食事を楽しむためには、歯科定期健診や正しい歯磨きなどお口のメンテナンスを継続して、いつまでも健康なお口で食事を楽しめるように心がけましょう。

 

食事とあごの成長の関わり

⾷事は⻭やあごの成⻑と健康にも⼤きく関わります。しかし、よく噛めない、上手に飲み込めない、食べるのが遅いなど、あごの成長不足の影響で食事を楽しめなかったり、上手に食事ができないお子様もいらっしゃいます。

当院では小児期から正しい噛み合わせを目指し、お子様自身の成長する力を引き出すために、3歳から始める小児口腔機能育成装置「Vキッズ」や、あごの自然な成長を利用した歯並びの予防矯正を行うマウスピース型の矯正装置「マイオブレース」などを導入しています。お子様の歯並びやお口の癖、発育等で気になることがございましたら、お気軽にご相談下さい。

矯正歯科ページも併せてご覧ください。