効率重視が逆効果?ながら食べが体に与える悪影響
現代の忙しい生活の中で、パソコンやスマホを見ながら、さらには仕事や勉強をしながら「ながら食べ」をしている方も多いのではないでしょうか。効率的に時間を使うつもりでも、この「ながら食べ」には様々なデメリットが潜んでいます。
今回は、ながら食べが体に与える影響と、健康的な食事のために心がけるべきことについてご紹介します。
「ながら食べ」が体に与える影響
咀嚼回数の減少
食事中に他のことに気を取られると、咀嚼回数が減ってしまいます。消化不良や満腹感が得られにくくなります。
唾液の分泌量が減る
咀嚼回数が減ることで、唾液が十分に分泌されません。唾液には、食べ物を消化する酵素が含まれているため、唾液の分泌量が減ると消化不良を引き起こしやすくなります。
栄養吸収率の低下
十分に咀嚼されていない食べ物は、消化吸収がうまく行われず、栄養が体内に吸収されにくい状態になります。
肥満のリスク増加
咀嚼回数が減ると、満腹中枢が刺激されにくくなり、食べ過ぎてしまう可能性が高まります。
味覚の低下
食事中に他のことに気を取られると、味覚が鈍くなり、食事の楽しさが半減してしまいます。
姿勢が悪くなる
ながら食べは、猫背になったり、足を組んだりするなど、姿勢が悪くなることがあります。姿勢が悪いと、しっかり噛めない、消化器官の働きを阻害する可能性があります。
健康的な食事のために
ながら食べをやめ、食べることに集中しましょう。食事の時間は余裕を持って、正しい姿勢で、味わって食べることを心がけましょう。誰かと一緒に楽しい話題を共有しながら食事をしたり、好きな食器を使ったり、彩りの良い食事をしたりするのもおすすめです。
まとめ
今回は、ながら食べが体に与える影響と、健康的な食事のために心がけるべきことについてご紹介しました。
ながら食べは、一見便利なように思えますが、健康に様々な悪影響を及ぼす可能性があります。食事は、単に栄養を摂取するためだけでなく、心身をリラックスさせる大切な時間です。食事の時間には、食事に集中し、ゆっくりと味わうことを心がけましょう。