2025年12月20日

休暇中に歯のトラブルが起きたらどうする?

年末年始や長期休暇のタイミングに限って、歯の詰め物が外れたり、急に痛みが出たり…そんな経験はありませんか?いつも通っている歯科医院が休診だと、どう対処すればいいのか迷ってしまいますよね。今回は、そんな「もしも」の時に備えて、応急対応のポイントや予防のヒントをご紹介します。

 

まずは落ち着いて!応急対応のポイント

詰め物・被せ物が外れたとき

詰め物・被せ物が外れた

詰め物・被せ物が取れたときは、外れた部分で噛まないようにし、清潔に保ちましょう。

外れたものは再利用できる場合もあるので、捨てずにチャック付きの袋などで保管し、後日歯科医院へお持ちください。

瞬間接着剤などで無理につけるのは危険です。

 

入れ歯が壊れたとき

入れ歯の不具合

入れ歯が壊れたときは、破損部分が口の中を傷つけるおそれがあるため、使用を中止してください。柔らかい食事を心がけ、壊れた入れ歯を持って早めに歯科医院へ。

詰め物・被せ物と同様に、自分で直そうとするのはトラブルのもとです。

 

歯の痛みや歯茎の腫れ

歯の痛みや歯茎の腫れ

歯がズキズキ痛む、歯茎が腫れている…そんなときは、虫歯や歯周病による炎症が原因かもしれません。痛む部分は刺激を避けて、清潔に保ちつつ、できるだけ早く歯科医院を受診しましょう。

 

転倒などによる外傷

転倒などで歯をぶつけたときは、出血があれば清潔なガーゼで押さえて止血を。

歯が抜けた場合は、元に戻せる場合がありますので、水で洗わず、牛乳や保存液に浸すかラップで包み、30分以内を目安に歯科へ向かいましょう。

 

どの場合も、まずは歯科医院へ連絡を入れてから向かいましょう。

 

休日診療を利用するタイミング

歯茎の腫れや強い痛み、外傷などは緊急対応が必要なこともあります。休暇中にこうした症状が出た場合は、地域の休日診療所を利用しましょう。髙端デンタルクリニックがある堺市では、休日急病歯科診療所があり、年末年始や祝日などに対応しています。

ただし、軽度のトラブルなら休診明けの受診で十分なこともあります。「我慢できない痛み」「腫れが広がる」「止まらない出血」があるときなどは、休日診療を利用しましょう。

診療時間や持ち物などは事前に、お住いの地域の休日診療所のホームページを確認しておくと安心です。

 

トラブルを防ぐためにできること

定期的な歯科検診

休暇中のトラブルを防ぐには、日頃のケアがいちばんの予防策です。定期的な歯科健診で、虫歯や詰め物・被せ物、入れ歯の状態をチェックしておきましょう。歯科衛生士によるクリーニング、ブラッシング指導も効果的です。

 

まとめ

今回は、そんな「もしも」の時に備えて、応急対応のポイントや予防のヒントをご紹介しました。

休暇中の歯のトラブルは、誰にでも起こり得ることです。慌てずに正しく対応し、必要に応じて休日診療を利用しましょう。

そして何よりも、日頃のケアと定期検診が、痛みやトラブルを防ぐいちばんの近道です。安心して休暇を過ごすために、今からお口のチェックをしておきましょう。