新型コロナウイルス感染予防のための歯磨きマナー
歯磨きでお口を清潔に保つことは、新型コロナウイルス感染予防だけでなく、様々な疾患予防に繋がる反面、飛沫からコロナ感染のリスクを上げてしまう可能性もあります。そこで、今回は職場や学校、家庭など、複数人で同じ洗面所を使う場合、飛沫によるコロナ感染リスクを減らすための歯磨きマナーについてご紹介します。
密を避ける
密を避けましょう。コロナ感染予防の基本は歯を磨くときも同じです。
歯を磨くときは距離をとる、会話をしない、密にならないように他の人と時間をずらす、洗面所に窓がある場合は換気するよう心がけましょう。
口を閉じて歯を磨く
歯磨き中の飛沫を防ぐために、口を閉じて歯を磨きましょう。磨きにくい場合は、ヘッドが小さい歯ブラシを使うと、口を閉じたままでも歯ブラシが動かしやすいでしょう。
うがいは少量の水で低い位置からそっと吐き出す
歯を磨いた後のうがいは、少量の水で口の中で水を勢いよく約30秒間動かしてゆすぎます。吐き出すときは、水や唾液が飛び散らないように、低い位置から吐き出しましょう。これを数回繰り返します。
歯ブラシの洗浄と保管
使い終えた歯ブラシは流水でしっかり洗い、水を切ってヘッド部分を上にして風通しのいい場所で保管しましょう。
お口の菌は歯ブラシの毛先が触れ合うことで移る場合もありますので、家族や他の人と同じ場所に歯ブラシを保管している場合は、歯ブラシの毛先が触れ合わないように離して個別に保管することをおすすめします。
この他、蛇口やコックはできるだけ直接手で触れないように、水を止める時はタオルなどを使ってコックを触る様にすると良いでしょう。また、周囲に水滴や飛沫をまき散らさないよう注意しましょう。感染対策に気をつけながら、口腔内も清潔に保ちたいですね。
歯磨きの基本についても改めて抑えておきましょう。過去のブログ「歯磨きの基本」も併せてご確認ください。
参考
日本歯科医師会 日歯8020テレビ「ウィズコロナ時代の歯の磨き方」
https://www.jda.or.jp/tv/99.html