2020年6月26日

⻭ブラシだけじゃないケアアイテム -⻭間ブラシ-

前回は「デンタルフロス」について紹介しました。今回は引き続きケアアイテムとして、⻭間ブラシについてご紹介いたします。

⻭間ブラシとは

⻭間ブラシは、デンタルフロスと同じく⻭と⻭の間をきれいにする道具です。しかし歯と歯の間の狭い部分に使用するデンタルフロスと違い、歯間ブラシは特に⻭と⻭の間が広い部分に使⽤します。 また、一番奥の歯の後ろ側やブリッジの下、歯が抜けたままになってしまっている部分などにも使用できます。

 

⻭間ブラシの選び⽅

⻭間ブラシの毛先のサイズは様々で、4S、SSS、SS、S、M、L、LLがあります(商品によってサイズは異なります)。⾃分の⻭の隙間に合ったサイズを選んで正しく使いましょう。サイズが合わないものを使用すると、歯茎を傷つけてしまう可能性もありますので注意が必要です。
歯間ブラシを初めて使⽤するときは、⼩さいサイズから試しましょう。⻭医者さんで相談すると、ご⾃⾝に合ったサイズを教えてくれます。⻭間ブラシが⼊らない狭い部分には無理に使わないようにして、デンタルフロスを使いましょう。

 

⻭間ブラシの使い⽅

⻭ブラシの持ち⽅と同じく、鉛筆を握る様に軽く握りましょう。

歯間ブラシの持ち方
鏡を見てご自身のお口を確認しながら、⻭茎を傷つけないように、ゆっくり挿⼊し、ブラシを⽔平にして前後に数回動かし、ゆっくり抜き取ります。奥⻭は内側からも使うと効果的です。

歯間ブラシの使い方

 

使⽤後は⼝をすすいでください。歯間ブラシは少なくとも1⽇1回⻭みがきの後に使⽤するのが良いでしょう。使用した歯間ブラシは⽔でしっかり洗い、乾燥させてください。

歯間ブラシの洗浄

 

歯間ブラシは繰り返し使えますが、ブラシの⽑が乱れたり、ワイヤーが柔らかくなって⻭の間に通しにくくなってきたら交換してください。ワイヤーが折れたり、折れたブラシの先が⻭の間に挟まったまま抜けなくなったりする場合がありますので気をつけましょう。

歯間ブラシの交換時期

 

⻭間ブラシを使うときの注意

必ず鏡を⾒て確認しながら使⽤してください。
● ⻭間ブラシが⼊りにくい部分は、無理に使わないようにしましょう。サイズが合っていない場合は⻭茎を傷つけてしまう恐れがあります。
● デンタルフロスと同様に⻭茎から⾎が出ることがありますが、⻭茎に炎症がある場合などに起こることがあります。正しいケアを続けることで⻭茎が引き締まり、出⾎がなくなります。出⾎が続いたり、痛みがある場合は⻭医者さんで相談してください。
● 使い方がわからない、うまくできない場合は、歯科医院で相談してください。

 

参考
⽇本⻭科医師会 https://www.jda.or.jp/pr/pdf/hanogakko/hanogakko_vol55.pdf
Lidia https://lidea.today/articles/466