2021年1月6日

小児矯正と成人矯正

近年では様々な種類の歯科矯正装置が登場し、身近にも矯正治療をしている人が増えてきました。矯正治療は、小児矯正と成人矯正では目的や使用する装置などが大きく違います。

今回は小児矯正と成人矯正について、それぞれの特徴についてご紹介いたします。

 

小児矯正について

小児矯正の目的は、顎の成長期に治療を行うことで、適切な顎の発育・機能を獲得することが目的です。

顎の成長を正しく導くことで、きれいに永久歯が生えるようにします。

歯並びは、見た目の問題だけではなく、全身の健やかな成長のために、矯正治療はとても重要になります。

矯正治療は大人になってからでもできる治療ですが、子どものうちに取りかかることで、抜歯の可能性が少なくなったり、治療費を抑えることができたり多くのメリットが生まれます。

しかし、取り外しができる矯正装置も多いため、装着する時間の管理など保護者の協力が必要です。

小児矯正について

<治療期間について>

治療期間は個人差がありますが、小児矯正は顎の成長を利用するため、成長に合わせて数年かかります。

 

成人矯正について

成人矯正は、悪くなった歯並びをきれいに整える治療です。

見た目はもちろん、噛み合わせが整うことでしっかり噛めるようになったり歯磨きがしやすくなったりなどのメリットがあります。

しかし、子どもの顎とは違い、顎の成長は見込めないため、抜歯が必要になることもあります。

矯正装置によっては、痛みや違和感、見た目が気になるものもありますが、最近では様々なタイプの装置が登場し、当院ではできるだけ目立ちにくい装置を使用しています。また、マウスピース型の目立たなく違和感も少ない矯正装置など、お口の状態やライフスタイルに合わせたものを選択することができます。

成人矯正の装置

<治療期間について>

治療期間は個人差がありますが、成人矯正は部分的な矯正治療では1年程度で終わる場合もありますが、全体的な治療になると数年かかる場合があります。

 

矯正治療の費用について

当院では、治療費総額を最初にお伝えするトータルフィー(総額制)システムを採⽤しています。

毎⽉の管理費、処置料、装置の費⽤、リテーナー(保定装置)1つ⽬が治療費に含まれています。 治療期間の⻑短に関わらず、最初にお伝えした治療から費⽤は変動しませんので治療費が明確で、分割など⽀払計画を⽴てやすいのが特徴です。詳しくは料金表ページ(https://takahashi-dc.info/price/#orthodontic)をご確認ください。

 

矯正治療はじめる前に

小児・成人矯正共に、前提としてお口が健康であることが重要です。矯正治療をはじめる前に虫歯や歯周病がある場合はしっかり治してから矯正治療を開始します。

もし、矯正治療中に虫歯になってしまうと、装置やお口の状態によっては、虫歯の治療のために矯正治療を中断しなければいけないこともあります。

また、矯正装置を正しく装着しないと、満足のいく治療結果が得られない可能性があります。

虫歯にならないようにケアをかかさないことや、取り外せる装置の場合は決められた時間装着するなど、矯正治療は患者さん自身の協力が必要です。

マウスピース矯正

さらに詳しい内容は「矯正歯科」にありますので、そちらをご覧ください。

歯並びや口元を気にせず、明るい笑顔で心身ともに健康な生活を送れるようサポートいたします。